隣人はクールな同期でした。
第7章:熱く暑い夏です。
アイツが隣からいなくなって
でも特に何か変化があったワケでもなく
ただ以前よりも家で顔を合わせなくなった分
会う回数が減ったのと
連絡する事もないからLINEもしなくなり
まったく飲みに行かなくなったってだけで
ビックリするくらい
いつもと変わらない毎日が過ぎていった。
自分の仕事に追われ
働く日々に必死になっていたからか
そうなるとアタシも意外と慣れるみたいで
仕事だけの関係ってのが当たり前になる事が
なんとも思わなくなっていた。
慣れって
不思議だ。
やっと落ち着いてきたなと思ったときには
季節が変わり
アタシの嫌いな夏がやってきたんだ―――
「今年の社員旅行だが
社長の意見で
山でキャンプをする事に決まった」
…と、ある日
広報課長から今年の旅行先の発表があった。
夏のキャンプって
どうして社員旅行でそのチョイスなんだろうか…と
アタシが疑問に思うのと同じように
社員からの騒めきが絶えない。
「思う事はあるだろうが
夏の特集として雑誌に載せるためにも
コレはいい機会だ」
そういう考え方もあるか。
でも特に何か変化があったワケでもなく
ただ以前よりも家で顔を合わせなくなった分
会う回数が減ったのと
連絡する事もないからLINEもしなくなり
まったく飲みに行かなくなったってだけで
ビックリするくらい
いつもと変わらない毎日が過ぎていった。
自分の仕事に追われ
働く日々に必死になっていたからか
そうなるとアタシも意外と慣れるみたいで
仕事だけの関係ってのが当たり前になる事が
なんとも思わなくなっていた。
慣れって
不思議だ。
やっと落ち着いてきたなと思ったときには
季節が変わり
アタシの嫌いな夏がやってきたんだ―――
「今年の社員旅行だが
社長の意見で
山でキャンプをする事に決まった」
…と、ある日
広報課長から今年の旅行先の発表があった。
夏のキャンプって
どうして社員旅行でそのチョイスなんだろうか…と
アタシが疑問に思うのと同じように
社員からの騒めきが絶えない。
「思う事はあるだろうが
夏の特集として雑誌に載せるためにも
コレはいい機会だ」
そういう考え方もあるか。