隣人はクールな同期でした。
え・・・
それって
来ないって事?

それと
煌月“達”って…


「誰と誰の事?」

「煌月と早乙女さんだって」

「あー…そう。」


そっか。
そんな気はしたけど
思った通りか。


「まだご両親が亡くなってから
 日も浅いからな。
 喪に服す意味で欠席なんだろ」


あるいは
気持ちが沈んでて
それどころじゃないか…

どちらにしろ
今はそんな気分じゃないっていうのは
わからなくもない。


「俺達はイチャイチャしような~」

「しません。」


結局そういう話になるのか。

陽向さんの
本気だか嘘だかわからない冗談を流し
昼食を急いで済ませたアタシは
先に広報室へと戻り仕事を再開。

すると
ウチの課長に用事があったらしく
煌月が課長室から出てくるところを見掛けた。


「煌月ッ」


キャンプの事も聞きたくて
『でも仕事中だからな…』とは思ったけど
あとを追い掛け
廊下を出たところで呼び止めてしまった。


「七星、どうかしたか?」


呼ばれた事に
不思議そうな顔をするこの男に。


「社員旅行に来ないの!?」


単刀直入に質問してみた。
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