隣人はクールな同期でした。
明らかに今
煌月は『男女別だから』って言おうとしたのに
それを遮り…というより
自分の都合のいい部分だけを聞いて
納得させたよね、この人。

そんな勝手な意見が曲がり通ります?
冗談じゃないよ。
なんとしてでも阻止しないと!


…なんて意気込んでいたのに
結局・・・。


「よし!じゃぁセツナはこっちな」


アタシの制止を完全無視し
陽向さんが強引に荷物をまとめ
強制的に彼のテントへと連れて来られてしまった。


「ちょッ…これって!」


3人は入るテントに
アタシ達2人の寝袋が
くっついて敷かれている。

コレじゃまるで…


「ラブホだな」


そう、まるでラブ…


「って、オイ!」


煌月くん
冷静にとんでもない事を口にするなよッ


「いいじゃん?
 前はよく一緒に寝てたんだしさ~♪
 それも裸―――」

「お願いだから
 それ以上は言わないでください!」


煌月や他の社員も聞いてるのに
昔の事を言いすぎッ


ココんとこの陽向さん…
前より少し、おかしい。

アタシとの事
そんなにオープンに話したっけ?
何かあった?
気のせい…?
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