隣人はクールな同期でした。
『俺は何を言ってんだ』と
照れている彼は…


「じゃ…じゃぁ、また」


そう言って
気まずそうにお店を出ていっちゃったけど
その後ろ姿が見えなくなるまで
目で追いかけてしまった私…


「嬉しい…かも」


恋愛をする事も
好きって気持ちも全部
自分の中に閉じ込めてきた。

だけど今はその扉を
もう1度開けたいって思っちゃってる。


もしも迷惑じゃなければ
彼を…
陽向さんの事を
もっと知りたい。

あの人の前だと私
着飾ったりしないで
そのままでいられる。

私は、彼の隣にいてみたい―――
< 482 / 487 >

この作品をシェア

pagetop