時には優しく…微笑みを
決別の時
拓海さんが熱を出した翌朝、大事を取って会社を休んでもらった。
私もまだ有給を取って休ませてもらっていたから、二人で家でのんびりと過ごしていた。
拓海さんは、私に風邪を移してしまったかも?と心配していたけれど、その前にゆっくり休ませてもらっていたせいか、風邪が移る事はなかった。
最初は、移るからと私が側に行っても避けるように離れていた拓海さんだったが、大丈夫だと思ったのか途中から、後ろから抱きしめたままソファに座ろうと言い出した。
さすがにこれは恥ずかしい。
顔が見えないけど、私は見えないけど、こ、声が耳にかかる。
多分、拓海さんはそれを狙っている。
さっきまで、あんなに謝ってたのに、風邪が移ると離れてたくせに…もう!
「朋香?怒った?」
「ううん、怒ってないですよ。たださっきと変わってますよね?態度」
「だめか?こんな俺は…」
「ダメじゃないですよ。そんな拓海さんも大好きです」
そう言って、後ろを振り向きキスをすると、拓海さんが今度は顔を真っ赤になっていた。
私もまだ有給を取って休ませてもらっていたから、二人で家でのんびりと過ごしていた。
拓海さんは、私に風邪を移してしまったかも?と心配していたけれど、その前にゆっくり休ませてもらっていたせいか、風邪が移る事はなかった。
最初は、移るからと私が側に行っても避けるように離れていた拓海さんだったが、大丈夫だと思ったのか途中から、後ろから抱きしめたままソファに座ろうと言い出した。
さすがにこれは恥ずかしい。
顔が見えないけど、私は見えないけど、こ、声が耳にかかる。
多分、拓海さんはそれを狙っている。
さっきまで、あんなに謝ってたのに、風邪が移ると離れてたくせに…もう!
「朋香?怒った?」
「ううん、怒ってないですよ。たださっきと変わってますよね?態度」
「だめか?こんな俺は…」
「ダメじゃないですよ。そんな拓海さんも大好きです」
そう言って、後ろを振り向きキスをすると、拓海さんが今度は顔を真っ赤になっていた。