時には優しく…微笑みを
「……井!起きろっ」
コンコン
「…ん、誰?もう少し寝かせて…」
課長の声?夢の中まで課長が出てくるなんて、重症?
「櫻井!起きろ!」
ん?
はっ!
「は、はいっ!お、起きます!」
夢じゃない。
お、起きなきゃ…
「…お、おはようございます…」
恐る恐るドアを開けると、出かける格好をした課長が、そこに立っていた。
「寝坊か、早く用意しろ。30分待ってやる」
「は、はいっ!ただいま!」
そこから10分もしない内に準備したのは言うまでもない。
そして、私は課長の運転する車に乗っていた。
が、外車だし。
私でも知っている外車だった。
これって、すっごい乗り心地がいい、さすが外車なだけあるな。
私は運転する課長の横顔を盗み見た。
やっぱり、男前…
絵になるなぁ。
「……おい」
「は、はい?何か?」
「…ヨダレ垂れてるぞ…」
「へ?あ…」
慌てて顔を触って確認したけれど、そんな事はなく…
「クククッ、嘘だよ。間抜けな顔してるからだよ」
「な、もう!課長、ひどいですよ。女子にそんな事いうなんて!」
「ハハハッ。誰が女子だ、ぼけーっと俺を見てただろ?」
「あ、いや、あの…カッコイイなと…」
「はっ、10も上のオッサン捕まえてカッコイイはないだろ」
私は思いっきり、首を振った。
「そんな事ないです!課長はカッコイイです!」
「櫻井…」
運転している事も忘れて、私は課長に思いっきり近づいていた。目の前に課長の顔があった。
コンコン
「…ん、誰?もう少し寝かせて…」
課長の声?夢の中まで課長が出てくるなんて、重症?
「櫻井!起きろ!」
ん?
はっ!
「は、はいっ!お、起きます!」
夢じゃない。
お、起きなきゃ…
「…お、おはようございます…」
恐る恐るドアを開けると、出かける格好をした課長が、そこに立っていた。
「寝坊か、早く用意しろ。30分待ってやる」
「は、はいっ!ただいま!」
そこから10分もしない内に準備したのは言うまでもない。
そして、私は課長の運転する車に乗っていた。
が、外車だし。
私でも知っている外車だった。
これって、すっごい乗り心地がいい、さすが外車なだけあるな。
私は運転する課長の横顔を盗み見た。
やっぱり、男前…
絵になるなぁ。
「……おい」
「は、はい?何か?」
「…ヨダレ垂れてるぞ…」
「へ?あ…」
慌てて顔を触って確認したけれど、そんな事はなく…
「クククッ、嘘だよ。間抜けな顔してるからだよ」
「な、もう!課長、ひどいですよ。女子にそんな事いうなんて!」
「ハハハッ。誰が女子だ、ぼけーっと俺を見てただろ?」
「あ、いや、あの…カッコイイなと…」
「はっ、10も上のオッサン捕まえてカッコイイはないだろ」
私は思いっきり、首を振った。
「そんな事ないです!課長はカッコイイです!」
「櫻井…」
運転している事も忘れて、私は課長に思いっきり近づいていた。目の前に課長の顔があった。