時には優しく…微笑みを
「来たからには、買わなきゃ…」

私は、課長が言った2時間後をきっちり守って買物をした。
これでもか!って言うぐらいに。

好きなブランドのお店があったから、そこでほとんど揃えてしまったかもしれない。

「あ、あと30分あるなぁ。後どうしよう…。そうだ下着…」

私は服ばっかり買っていて、下着を買うのを忘れている事に気が付いた。
慌てて、下着を買いに店に戻った。
下着を買い終えて、集合場所に着いた時にちょうど2時間経っていた。

「さすがだな、買えたか?」

「はいっ。ありがとうございました。思いっきり買いました」

両手に買物袋を下げていた私を見て、課長は満足したみたいだった。

「それじゃあ、昼回ってる事だし、飯でも行くか?」

「はいっ!」

昼の時間を大幅に過ぎていた事もあって、お店自体は空いていた。
私は課長に車に荷物を置きたい、とお願いをして、車のキーを預かった。
課長が持っていく、と引かなかったが、そこは嫌だと、言い切った。
私に根負けして、じゃ、ここで待ってるから、とキーを預けてくれた。

私は、急いで駐車場に向かった。
< 24 / 195 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop