私の初恋


「大丈夫?」


心配しながら元に声をかける。


「あぁ、大丈夫だ」


元は体を起こしながら言う。


元の手の平は倒れたと時に、


擦れて少し血が滲んでいた。


私は元の手を取り、


ポケットから絆創膏を取り出した。

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