扉に光るランプ〜落とした想いの物語〜
〈ガタッ〉
「!」
どこかに着いたのかエレベーターがガタッと音がして、するとどういう訳か天井が開き床がなぜか上がってきていた。
「ええ!?」
困惑している私に対して2人は平然な顔をしている。
これもいつもの光景なのだろう。
「!」
(止まった)
止まってすぐに音仲くんは天井が開いた場所へと上がった。
続けて蒼兎くんも登る。
「ほら、アリスちゃん」
蒼兎くんはエレベーターの中にいる私に手を伸ばしてくれる。
「うん」
そのまま差し出してくれている手を握り上に上がった。
上がるとやはりどういう訳かしまっていった。
「………」
床に座り込んだまま辺りを見渡すと、ものすごく見覚えのある場所だった。
(あれ、ここって…)
「やあ、お疲れ様、杏ちゃん。
急だったからびっくりしたよね、ごめんね」
「星都先生!」
確かにここは保健室だから星都先生がいるのは当たり前の事だけど、でも今の言い方は星都先生もあの事を知っているような言い草だった。
星都先生はそのまま私の前に立ち、しゃがみ込んでいる私に手を差し出す。
「………」
私はそのまま先生の手を取り立ち上がった。
「先生…」
「びっくりした?」
「あ、はい」
「そっか、ごめんね」
やっぱり星都先生も蒼兎くんと同じ側の人なんだ。
「!」
どこかに着いたのかエレベーターがガタッと音がして、するとどういう訳か天井が開き床がなぜか上がってきていた。
「ええ!?」
困惑している私に対して2人は平然な顔をしている。
これもいつもの光景なのだろう。
「!」
(止まった)
止まってすぐに音仲くんは天井が開いた場所へと上がった。
続けて蒼兎くんも登る。
「ほら、アリスちゃん」
蒼兎くんはエレベーターの中にいる私に手を伸ばしてくれる。
「うん」
そのまま差し出してくれている手を握り上に上がった。
上がるとやはりどういう訳かしまっていった。
「………」
床に座り込んだまま辺りを見渡すと、ものすごく見覚えのある場所だった。
(あれ、ここって…)
「やあ、お疲れ様、杏ちゃん。
急だったからびっくりしたよね、ごめんね」
「星都先生!」
確かにここは保健室だから星都先生がいるのは当たり前の事だけど、でも今の言い方は星都先生もあの事を知っているような言い草だった。
星都先生はそのまま私の前に立ち、しゃがみ込んでいる私に手を差し出す。
「………」
私はそのまま先生の手を取り立ち上がった。
「先生…」
「びっくりした?」
「あ、はい」
「そっか、ごめんね」
やっぱり星都先生も蒼兎くんと同じ側の人なんだ。