扉に光るランプ〜落とした想いの物語〜
「ていうか、早く行かないと待ってるよ?」
ふいに音仲くんが急かすように蒼兎くんに言った。
「ああ、そうだね。えっもう行ってるの?」
「うん、行ってるよ」
「あ、そう俺が遅いの?」
「だって、瑠架くんが説得するって言うからみんな任せたんだよ」
「しょうがないじゃん、迎えに行ってたんだから」
「にしては言い合いしてたけど?」
「だって、来なくていいって言うんだよ?」
「だって瑠架くん目立つんだもん。しょうがないんじゃない?」
「えっ俺が悪いの?」
「嫌がる事はしちゃだめだよ、瑠架くん。
いくら事情はあったとしても」
なんか言い合い始まってるような。
これは見守っていればいいの?
「どうせ説得したって言っても脅しとか無理やりなんかしたんでしょ?瑠架くん結構 酷い人間だからね」
「ちょっ酷くない?」
「えっ事実でしょ?」
「そういう渢和だって、酷い人間じゃん」
「言っておくけど、あれは全部僕からじゃないから。
向こうだからね!」
「へーあーそうなんだ」
「ちょっと!嘘だと思ってるでしょ」
「えっうん」
「………」
(えっと、これはどうしたら…)
「あ、あの、行くんじゃあ…」
さすがにちょっと気になったので声を掛けてしまった。
「あ、そうだね!ごめんね、行こっか」
「う、うん」
「もう、瑠架くんのせいでムダな時間 食ったじゃないの!」
「俺のせいなの?文句言ってきたのは渢和じゃん」
「だいたい瑠架くんは説得とか向いてないんだよ。
脅すし脅迫するし脅すし」
「ねえ、それ一緒だよね?てか何で2回も言ったの?」
(また始まった…)
この2人は仲がいいのか悪いのかよくわからない。
「仲悪いの?」
思わず聞いてしまったが、2人は予想外の答えが返ってきた。
「「仲いいよ?」」とハモりながら。
(えー嘘でしょ)
あんなに言い合ってるのに、謎すぎる。
ふいに音仲くんが急かすように蒼兎くんに言った。
「ああ、そうだね。えっもう行ってるの?」
「うん、行ってるよ」
「あ、そう俺が遅いの?」
「だって、瑠架くんが説得するって言うからみんな任せたんだよ」
「しょうがないじゃん、迎えに行ってたんだから」
「にしては言い合いしてたけど?」
「だって、来なくていいって言うんだよ?」
「だって瑠架くん目立つんだもん。しょうがないんじゃない?」
「えっ俺が悪いの?」
「嫌がる事はしちゃだめだよ、瑠架くん。
いくら事情はあったとしても」
なんか言い合い始まってるような。
これは見守っていればいいの?
「どうせ説得したって言っても脅しとか無理やりなんかしたんでしょ?瑠架くん結構 酷い人間だからね」
「ちょっ酷くない?」
「えっ事実でしょ?」
「そういう渢和だって、酷い人間じゃん」
「言っておくけど、あれは全部僕からじゃないから。
向こうだからね!」
「へーあーそうなんだ」
「ちょっと!嘘だと思ってるでしょ」
「えっうん」
「………」
(えっと、これはどうしたら…)
「あ、あの、行くんじゃあ…」
さすがにちょっと気になったので声を掛けてしまった。
「あ、そうだね!ごめんね、行こっか」
「う、うん」
「もう、瑠架くんのせいでムダな時間 食ったじゃないの!」
「俺のせいなの?文句言ってきたのは渢和じゃん」
「だいたい瑠架くんは説得とか向いてないんだよ。
脅すし脅迫するし脅すし」
「ねえ、それ一緒だよね?てか何で2回も言ったの?」
(また始まった…)
この2人は仲がいいのか悪いのかよくわからない。
「仲悪いの?」
思わず聞いてしまったが、2人は予想外の答えが返ってきた。
「「仲いいよ?」」とハモりながら。
(えー嘘でしょ)
あんなに言い合ってるのに、謎すぎる。