扉に光るランプ〜落とした想いの物語〜
今日って蒼兎くん来る日だっただろうか。
というより、あの部屋に行く日のみんなのスケジュールというのがよく把握されていない。
一応、愛羅ちゃんや音仲くんから私のあの部屋と部室に行くスケジュール的なものが送られてくるだけで、その日行かないと誰が来るかわからない。
部活も別に毎回必須ではないがその日によってまちまちらしい。
一応、1週間に1回か2回は出席する決まりがあるらしい。
そのうち全員のスケジュール表をくれると言ってくれていたけど。
(できれば来てほしくないな)
正直、顔をあわしたくない。
「はあ」
別に蒼兎くんが嫌とか嫌いとかじゃなくて、なんていうかむしろ居た堪れない気持ちになる。
「望ちゃん?」
碧沙ちゃんが心配そうに顔を覗き込んできた。
「大丈夫?今日変よ?
もしかして、また何かあいつらにされた?」
「えっ」
浬樹ちゃんが怪訝そうに尋ねてくる。
「あ、いや…今日は何も」
「そう。ならいいけど」
そういえば、今日はまだ嫌がらせれてない。
というか最近あまりない気がする。
してこないなら、それにこしたこと事はないからいいんだけど。
「今日も図書館 寄るの?」
「ううん、今日は部活ないけど用事があって」
「部活?」
「えっ望ちゃん部活入らないって言ってなかった?」
「あっ」
そっか、2人にはまだ言っていなかったんだ。
「あ、うん。部活入ったんだ」
「なんで?あんなに入らないって言ってたのに」
「ああーうん…」
中学の頃、部活に入ってたけど中学卒業の期に辞めてしまって、高校では入らないって決めていた。
まあ、理由は色々あるんだけど、もういいかなって感じだった。
「なりゆきかな」
「何それ」
「誘われたっていうか、促されたっていうか、流された感じで、いつの間にか入ってた感じで」
「本当に何それ」
「望ちゃん…なんか誰かに騙されてない?」
「えっ違う違う」
「望杏そういうのありそう…」
「と思うけど…」
多分騙されてはいないと思うけど、確信はあるけど、そう言われると自信がなくなってくる。
「まあ、それはないか。学校内だしね」
「だよね」
(それもそうか)
「本当に大丈夫なの?」
浬樹ちゃんが少し不安げな顔で聞いてくる。
「…うん、大丈夫だよ」
「それならいいけど。で、何部?」
「クラフト部」
「えっ」
「あの部活?」
「あ、うん」
2人はなぜか驚いた表情でお互いに見合わせては私に問い詰めてくる。
「?何?」
「あ、いやあそこって蒼兎くんや愛羅先輩がいる部活だよね」
「ていうか、あそこで部員募集してないって有名なのに誘われるんだ」
「?」
2人が何で驚いているのかいまいちよく分からずにいた。
でも、蒼兎くんと愛羅ちゃんに関して驚いているのはなんとなく理解した。
音仲くんの時もそうだったけど、というかあそこのメンバー全員この学校では結構有名人だと言う事。
「昨日、蒼兎くん来てたもんね」
「あれにはちょっと驚いた」
「うん」
「………」
というより、あの部屋に行く日のみんなのスケジュールというのがよく把握されていない。
一応、愛羅ちゃんや音仲くんから私のあの部屋と部室に行くスケジュール的なものが送られてくるだけで、その日行かないと誰が来るかわからない。
部活も別に毎回必須ではないがその日によってまちまちらしい。
一応、1週間に1回か2回は出席する決まりがあるらしい。
そのうち全員のスケジュール表をくれると言ってくれていたけど。
(できれば来てほしくないな)
正直、顔をあわしたくない。
「はあ」
別に蒼兎くんが嫌とか嫌いとかじゃなくて、なんていうかむしろ居た堪れない気持ちになる。
「望ちゃん?」
碧沙ちゃんが心配そうに顔を覗き込んできた。
「大丈夫?今日変よ?
もしかして、また何かあいつらにされた?」
「えっ」
浬樹ちゃんが怪訝そうに尋ねてくる。
「あ、いや…今日は何も」
「そう。ならいいけど」
そういえば、今日はまだ嫌がらせれてない。
というか最近あまりない気がする。
してこないなら、それにこしたこと事はないからいいんだけど。
「今日も図書館 寄るの?」
「ううん、今日は部活ないけど用事があって」
「部活?」
「えっ望ちゃん部活入らないって言ってなかった?」
「あっ」
そっか、2人にはまだ言っていなかったんだ。
「あ、うん。部活入ったんだ」
「なんで?あんなに入らないって言ってたのに」
「ああーうん…」
中学の頃、部活に入ってたけど中学卒業の期に辞めてしまって、高校では入らないって決めていた。
まあ、理由は色々あるんだけど、もういいかなって感じだった。
「なりゆきかな」
「何それ」
「誘われたっていうか、促されたっていうか、流された感じで、いつの間にか入ってた感じで」
「本当に何それ」
「望ちゃん…なんか誰かに騙されてない?」
「えっ違う違う」
「望杏そういうのありそう…」
「と思うけど…」
多分騙されてはいないと思うけど、確信はあるけど、そう言われると自信がなくなってくる。
「まあ、それはないか。学校内だしね」
「だよね」
(それもそうか)
「本当に大丈夫なの?」
浬樹ちゃんが少し不安げな顔で聞いてくる。
「…うん、大丈夫だよ」
「それならいいけど。で、何部?」
「クラフト部」
「えっ」
「あの部活?」
「あ、うん」
2人はなぜか驚いた表情でお互いに見合わせては私に問い詰めてくる。
「?何?」
「あ、いやあそこって蒼兎くんや愛羅先輩がいる部活だよね」
「ていうか、あそこで部員募集してないって有名なのに誘われるんだ」
「?」
2人が何で驚いているのかいまいちよく分からずにいた。
でも、蒼兎くんと愛羅ちゃんに関して驚いているのはなんとなく理解した。
音仲くんの時もそうだったけど、というかあそこのメンバー全員この学校では結構有名人だと言う事。
「昨日、蒼兎くん来てたもんね」
「あれにはちょっと驚いた」
「うん」
「………」