扉に光るランプ〜落とした想いの物語〜
「はっ恋愛エピソード?」
「はい♪」
リィアちゃんのいる洋館へと向かうと、リィアちゃんが突然そんな事を言い出した。
「チャシャ猫も白うさぎもいますし、マッドハッターがいないのは残念ですが」
「何企んでるの?」
「何も企んでません」
暁先輩は怪しげな表情でリィアちゃんを疑う。
「実は本を整理していたら見つけたんです。恋愛エピソードの本。だから、たまには息抜き的なお話しもいいかなっと」
「息抜きって結構 絞られる題材な気がするけど」
「そうですか?」
「いっとくけどあたしは嫌よ、見た目だけの奴らとなんて」
「あ、大丈夫です。アリス限定なんで」
「あーそう」
「…えっ」
「だから選んでください」
「はい?」
「チャシャ猫か白うさぎどちらがいいですか?」
いきなりリィアちゃんに振られて選べと言われても、正直困惑しかない。
「やっぱりマッドハッターがよかったですか?」
「いやだから、そういう問題じゃあ」
「問題しかないでしょ。
いくら何でもいきなりすぎだろ」
「うーんそうですか。確かにそうですねー」
結構リィアちゃんって見た目と違って強引な子なのかな。
「じゃあくじ引きなら大丈夫ですかー?」
「それなら」
「わかりました。ちょっと待っててくださいね」
そう言ってリィアちゃんはどこかに行ってしまわれた。
「?」
くじ引きの道具でも取りに行ったのだろうか。
「そういや、バンドって順調?」
「まあ、それなりに」
「そう」
(バンド?)
「バンドやってるんですか?」
「うん」
「すごい」
「そう?ありがとう」
暁先輩かっこいいから似合いそう。
「ってな訳でたまにはチケットちょうだいよ」
「買えよ」
「えータダでほしい」
「あのなー」
愛羅ちゃんは先輩に対しても変わらないんだ。
飾らない性格なんだろうな。
「はい♪」
リィアちゃんのいる洋館へと向かうと、リィアちゃんが突然そんな事を言い出した。
「チャシャ猫も白うさぎもいますし、マッドハッターがいないのは残念ですが」
「何企んでるの?」
「何も企んでません」
暁先輩は怪しげな表情でリィアちゃんを疑う。
「実は本を整理していたら見つけたんです。恋愛エピソードの本。だから、たまには息抜き的なお話しもいいかなっと」
「息抜きって結構 絞られる題材な気がするけど」
「そうですか?」
「いっとくけどあたしは嫌よ、見た目だけの奴らとなんて」
「あ、大丈夫です。アリス限定なんで」
「あーそう」
「…えっ」
「だから選んでください」
「はい?」
「チャシャ猫か白うさぎどちらがいいですか?」
いきなりリィアちゃんに振られて選べと言われても、正直困惑しかない。
「やっぱりマッドハッターがよかったですか?」
「いやだから、そういう問題じゃあ」
「問題しかないでしょ。
いくら何でもいきなりすぎだろ」
「うーんそうですか。確かにそうですねー」
結構リィアちゃんって見た目と違って強引な子なのかな。
「じゃあくじ引きなら大丈夫ですかー?」
「それなら」
「わかりました。ちょっと待っててくださいね」
そう言ってリィアちゃんはどこかに行ってしまわれた。
「?」
くじ引きの道具でも取りに行ったのだろうか。
「そういや、バンドって順調?」
「まあ、それなりに」
「そう」
(バンド?)
「バンドやってるんですか?」
「うん」
「すごい」
「そう?ありがとう」
暁先輩かっこいいから似合いそう。
「ってな訳でたまにはチケットちょうだいよ」
「買えよ」
「えータダでほしい」
「あのなー」
愛羅ちゃんは先輩に対しても変わらないんだ。
飾らない性格なんだろうな。