ひと夏の恋をキミと
✿第五章✿
やっぱり私は
次の日、目覚めた私の気分は最悪だった。
でも、せっかく山川先生からもらった”猶予”
これを無駄にするわけにはいかない。
陽輝との思い出は
もう増やせないかもしれないけど、
その分、愛美や里美ちゃんと
楽しく過ごそう。
そう自分に気合を入れ直して食堂へ向かう。
「おはよう!」
私が一番最後でもうみんな
揃っていた。
そこにはもちろん陽輝の姿もあった。
なるべくそっちを見ないようにしてたんだけど
「おはよ。」
いつもと変わらない笑顔で
陽輝が私に話しかけてきたのだ。
……なんで。
昨日あれだけひどい事をしたのに
どうしてそんなに普通なの?
驚きすぎて
その場に固まってしまった。
でも、せっかく山川先生からもらった”猶予”
これを無駄にするわけにはいかない。
陽輝との思い出は
もう増やせないかもしれないけど、
その分、愛美や里美ちゃんと
楽しく過ごそう。
そう自分に気合を入れ直して食堂へ向かう。
「おはよう!」
私が一番最後でもうみんな
揃っていた。
そこにはもちろん陽輝の姿もあった。
なるべくそっちを見ないようにしてたんだけど
「おはよ。」
いつもと変わらない笑顔で
陽輝が私に話しかけてきたのだ。
……なんで。
昨日あれだけひどい事をしたのに
どうしてそんなに普通なの?
驚きすぎて
その場に固まってしまった。