ひと夏の恋をキミと
---ピーッ


試合終了の笛が鳴って
結果は…


「俺たちの勝ち~!!!」


ダントツで私たちが優勝。


最下位は愛美と大和先輩だった。


愛美は壊滅的な運動音痴だもんね…。


「じゃあ、罰ゲームしてもらおう!」


ハーグ!ハーグ!とコールが鳴る。


それに応えるかのように
熱いハグを交わしたあと
何故かキスまでしていた。


人のキスを見るのは初めてで、
しかもさっき自分が
陽輝とキスをしたことを思い出して
一気に顔に熱が帯びるのを感じた。


大樹君は
『兄貴のチューなんて見たくねー!』
って叫んでるし。


2人に夢中になってるから
私の顔が赤いのは
気付かれていないと思ってたのに、
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