ひと夏の恋をキミと
「本当だ真っ赤~!」
「陽輝何したんだよ。」
「ずりぃ!俺も里美といちゃつきたい!」


大樹君のはよく分からないけど、
何かあったという事だけは
私の顔が物語っていて…。


「ヒミツ。」


ニヤッと笑うその顔は
すごく得意げで楽しそうだった。



陽輝は大和先輩と大樹君に、
私は愛美と里美ちゃんに囲まれて
質問攻めにあったけど
2人とも何も答えることはなかった。


と言うよりも
答えられなかった。


だって、キスして
そのことを思い出してたら
耳に息吹きかけられましたなんて
言えるわけない!!


一向に口を割らない私達に飽きたのか
お昼の用意を始めた。
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