ひと夏の恋をキミと
お昼はバーベキュー。


男子は火起こしで
女子は食材準備に取り掛かった。


「ね~、本当はさっきなにがあったの?」


諦めてくれていたと思った
愛美は手ごわかった。


「私も!まだ聞いてない!気になる!」


里美ちゃんも案外
ノリノリで聞いてくる。


2人にジ―――ッと見つめられ
蛇に睨まれた蛙状態。


「うーーー、わ、わかった!話す!!」


観念して話すことにした。




「実はね…」


2人に近くに来てもらって
小声で話してたのに、


「「キスした!?」」


「ちょっ!シーーー!!」


バッと慌てて口元を押さえる2人。


そりゃ驚きますよね…。
私もビックリだもん。
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