ひと夏の恋をキミと
読み終わって、
溢れる涙を止めることが出来なかった。


勝手過ぎんだろ…。


何が忘れてだよ…。


告白の返事だってもらってねーのに…。


俺は姫奈にとってそれだけの存在だったのかよ?








父さんが言ってたのは
こういう事だったんだな。


俺は何も分かってなかった。
姫奈の苦しみを。
俺が覚悟できても何にも意味なかった。





―――――俺はバカだった。
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