ひと夏の恋をキミと
「だから、これからの高校生活、
たくさんの人と関わって
誰かを愛して愛されて、
自分なりの夢を見つけてください。
俺の夢は、彼女ともう一度
ある場所へ行くことです。
俺は、何年でも待つ。
たとえおじいちゃんとおばあちゃんになっても
絶対にあの場所へ行く。
そのために、今を精一杯生きる。」


俺の世界は姫奈中心で回ってるみたいだな。


「以上、俺からの答辞でした。」



頭を下げた俺にささげられた拍手は
しばらく鳴りやまなかった。
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