ひと夏の恋をキミと
それから数時間後。


「完成~!!」


メイクまでしてもらって
鏡に映る自分は別人だった。


「ん~~~!可愛い!!」


サラさんに加え、愛美も飛んできたから
2人に抱き着かれた。


く、苦しい…。


「あ、ごめんごめんつい。」


気付いた2人がやっとこ離れてくれた。


「我ながら完璧ね!」


うんうんと満足げなサラさん。


髪は肩より少しだけ長くて、
色は透き通るような綺麗なブラウン。
すごく新鮮だった。


「あの、ありがとうございました!
色々お話も聞かせてもらって…。
お会計は…」


「あぁ!要らないわよ!
今日は私からの退院祝い。
…姫奈ちゃんすっごく可愛いから
自信持って!
また、来てね。」
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