ひと夏の恋をキミと
うちはバイトの人たちが
住み込みで働いてもらえるように
寮みたいになってるんだけど、
昨日の夜、愛美の部屋に行ったら
居なかったから
おかしいなとは思ってたけど
まさかの展開。


「驚いたけど良かった。
愛美、大和先輩に
一目ぼれしたって言ってたから。」


「そうなの?大和先輩も。
『俺、絶対付き合う』って。
珍しいんだよ、大和先輩から好きになるの。」


そうなんだ…。
じゃあ愛美すごいじゃん!


「何か羨ましいな~。
そういうの。」


ポロっとこぼした言葉を
陽輝君は聞き逃さなかったみたい。


「彼氏、欲しいの?」


「いや、そういうわけじゃないんだけど
楽しそうだからいいなって。
キラキラしてるっていうか。」

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