ひと夏の恋をキミと
陽輝Side
姫奈の様子がおかしかった。
突然頭を抱えて座り込んだ。
痛がり方が尋常じゃなかった。
なのに姫奈は、
また笑ったんだ。偽りの笑顔で。
あの笑顔を見るたび
俺は胸が締め付けられる。
姫奈を苦しめてるのは何なのか。
一番大事な事が分からない。
姫奈のお母さんも
よくあると言っていたから
そこまでしなくても
大丈夫かとも思うけど
なにかが引っ掛かるんだ。
このまま流してはいけない気がする。
勘だけど。
だからって言って
俺に今出来る事って何だろう。
考えても答えは出なくて、
その日のバイトは
集中できなかった。
姫奈の様子がおかしかった。
突然頭を抱えて座り込んだ。
痛がり方が尋常じゃなかった。
なのに姫奈は、
また笑ったんだ。偽りの笑顔で。
あの笑顔を見るたび
俺は胸が締め付けられる。
姫奈を苦しめてるのは何なのか。
一番大事な事が分からない。
姫奈のお母さんも
よくあると言っていたから
そこまでしなくても
大丈夫かとも思うけど
なにかが引っ掛かるんだ。
このまま流してはいけない気がする。
勘だけど。
だからって言って
俺に今出来る事って何だろう。
考えても答えは出なくて、
その日のバイトは
集中できなかった。