【最愛婚シリーズ】極上CEOにいきなり求婚されました
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それはある晴れた大安吉日の人生の門出にはうってつけの日曜日。
わたしは大学時代の同級生の結婚式に参加していた。
純白のウエディングドレスで満面の笑みを浮かべる友人。
その隣には……わたしの元彼が立っていた。
彼は同じ高校でお互いとも東京の大学に合格し、それから仲が深まった。
しかし社会人になって二年目の冬に別れた。
理由は、もう色々あったので、この際割愛するけれど、円満に別れたほうだと思う。
それにふたりがつき合い出したことも、本人たちから聞いて知っていた。
つき合っていたのだって何年も前の話だし、結婚の話を聞いたときに素直に「おめでとう」の言葉が口から出てきていた。
しかし結婚式の招待はいかがなものだろうか。
ふたりして「絶対に来て」と言われてしまい、参加してしまったわたしもわたしなのだろうけれど。
事情を知っている人物がひとりやふたりではない分、チラチラとこちらに刺さる視線が痛い。
針のむしろ、この言葉がぴったりだ。
それはある晴れた大安吉日の人生の門出にはうってつけの日曜日。
わたしは大学時代の同級生の結婚式に参加していた。
純白のウエディングドレスで満面の笑みを浮かべる友人。
その隣には……わたしの元彼が立っていた。
彼は同じ高校でお互いとも東京の大学に合格し、それから仲が深まった。
しかし社会人になって二年目の冬に別れた。
理由は、もう色々あったので、この際割愛するけれど、円満に別れたほうだと思う。
それにふたりがつき合い出したことも、本人たちから聞いて知っていた。
つき合っていたのだって何年も前の話だし、結婚の話を聞いたときに素直に「おめでとう」の言葉が口から出てきていた。
しかし結婚式の招待はいかがなものだろうか。
ふたりして「絶対に来て」と言われてしまい、参加してしまったわたしもわたしなのだろうけれど。
事情を知っている人物がひとりやふたりではない分、チラチラとこちらに刺さる視線が痛い。
針のむしろ、この言葉がぴったりだ。