【最愛婚シリーズ】極上CEOにいきなり求婚されました
どうしてどうしてどうして、こんなことに?
小さいながらも美味しい焼き鳥が食べられるお気に入りのお店。
わたしは目の前で店員に注文をするケイトを見て、そっと小さくため息をついた。
待ち合わせ場所の駅前にできた高層複合ビルにわたしが着いたときには、彼は既に到着していた。
壁にもたれてスマートフォンをいじっていたが、わたしの顔を見つけるとうれしそうに笑う。
しぶしぶここまで来たというのに、そんな顔をされると顔が緩みそうになる。
しかしぐっとこらえて、彼の元に向かった。
「おまたせしました」
できるだけそっけなくしたつもりだが、彼はまったく気にしていないようだ。
なんだか自分だけが意識しているようで、悔しい。
「ちゃんと来てくれたんですね」
すっと隣に立った彼が、背中に手をあてて先を促す。
そつのないエスコートにわたしはされるがままだ。
「上のお店に行きましょう」
「うん……って、え?」
彼に合わせて歩き出したわたしは、足を止めて急ブレーキをかけた。
小さいながらも美味しい焼き鳥が食べられるお気に入りのお店。
わたしは目の前で店員に注文をするケイトを見て、そっと小さくため息をついた。
待ち合わせ場所の駅前にできた高層複合ビルにわたしが着いたときには、彼は既に到着していた。
壁にもたれてスマートフォンをいじっていたが、わたしの顔を見つけるとうれしそうに笑う。
しぶしぶここまで来たというのに、そんな顔をされると顔が緩みそうになる。
しかしぐっとこらえて、彼の元に向かった。
「おまたせしました」
できるだけそっけなくしたつもりだが、彼はまったく気にしていないようだ。
なんだか自分だけが意識しているようで、悔しい。
「ちゃんと来てくれたんですね」
すっと隣に立った彼が、背中に手をあてて先を促す。
そつのないエスコートにわたしはされるがままだ。
「上のお店に行きましょう」
「うん……って、え?」
彼に合わせて歩き出したわたしは、足を止めて急ブレーキをかけた。