【最愛婚シリーズ】極上CEOにいきなり求婚されました
「ふーん。で、あんなにお見合いをしているわけですね」
「あんなにっ……て、まあ、少なくはないけど」
わたしだってそう思っている。
もうそろそろピンとくる相手のひとりに出会ってもいいはずなのに、出会ったのはまだ結婚なんて考えていないような、年下のケイトだけ。
彼がもう少し歳が近かったら……どうなっていたのかな?
あ~そんなありもしないことを考えている時点で、相当重傷だ。
「もう、恋はしないんですか?」
「そういうつもりじゃないんだけどね」
ただ時間がないだけ。わたしだって大恋愛の末の結婚を、可能性は低いとしても夢見ている。
「じゃあ、俺と付き合いましょう」
「は?」
驚いて間抜けな顔になってしまう。
ケイトはテーブルの上でわたしの手をにぎって宣言した。
「決めた! 今日から俺と恋愛しましょう」
「……っ」
ストレートに向けられた好意に不覚にもときめいてしまった。
こんなにまっすぐに気持ちを向けられたことなんて、もしかしたら人生で初めてかもしれない
しかしわたしは、うずきそうになる胸をなんとか押さえ込んだ。
「勝手なこと言わないで。言ったでしょう? わたしにとっては結婚が最優先だって」
「でも、恋愛したくないわけじゃないんですよね?」
「はぁ……たしかにそう言ったわよ。でも時間って無限にあるわけじゃないの。今のわたしには少しの時間も無駄に過ごしたくない」
「あんなにっ……て、まあ、少なくはないけど」
わたしだってそう思っている。
もうそろそろピンとくる相手のひとりに出会ってもいいはずなのに、出会ったのはまだ結婚なんて考えていないような、年下のケイトだけ。
彼がもう少し歳が近かったら……どうなっていたのかな?
あ~そんなありもしないことを考えている時点で、相当重傷だ。
「もう、恋はしないんですか?」
「そういうつもりじゃないんだけどね」
ただ時間がないだけ。わたしだって大恋愛の末の結婚を、可能性は低いとしても夢見ている。
「じゃあ、俺と付き合いましょう」
「は?」
驚いて間抜けな顔になってしまう。
ケイトはテーブルの上でわたしの手をにぎって宣言した。
「決めた! 今日から俺と恋愛しましょう」
「……っ」
ストレートに向けられた好意に不覚にもときめいてしまった。
こんなにまっすぐに気持ちを向けられたことなんて、もしかしたら人生で初めてかもしれない
しかしわたしは、うずきそうになる胸をなんとか押さえ込んだ。
「勝手なこと言わないで。言ったでしょう? わたしにとっては結婚が最優先だって」
「でも、恋愛したくないわけじゃないんですよね?」
「はぁ……たしかにそう言ったわよ。でも時間って無限にあるわけじゃないの。今のわたしには少しの時間も無駄に過ごしたくない」