私と30センチの恋に落ちてください
狙ってる、その言葉が気になった。




そのときはボールがこっちに来ないか心配で。
全く気にならなかったけど、その体育が終わって急に気になり始めて。



勘違いかもしれないから、友達にも相談できなくて。



そこからだんだん好きになって、その人の好きな人が気になり始めて。


仲のいい人に聞いてみても、受験があるからっていないって言われて。



ホントに私の勘違いだったんだって思ってたけど、ある日友達の卒業写真を撮るのを待ってたら海斗くんもいて。
海斗くんは横一列に友達といて、狭い廊下だから私の目の前に海斗くんがいて。


その海斗くんの友達がすごく面白いことを言ってて。



その言葉に私は笑っちゃって。



その瞬間に視線を感じて、その方向をみたら微笑みながら海斗くんがこっちをみてて。


でも、私は男の人と目があったら、自然と逸らしてしまう人で。
目が合ったままだったら、どうなってたのかな?って思っちゃう。



そのあと友達がきたんだけど、海斗くんが気になって。



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