あなたに恋のお届けものです
「有紗さん、俺…。」

そんな有紗に、悠里は何とか説明しようと悠里もしゃがみこむ。

有紗は、ハッと我を取り戻した。
「ごめん…。」

有紗はこぼれる涙をぬぐった。

怒りが爆発して、もうどうしようもなくて。

「あのね、有紗さん。」

「今は、聞きたくない。」

怒りを爆発させてしまったことに、すぐに後悔した。だけど、パニック状態で受け入れられなくて。

今は、やっぱり悠里とは話したくないから。



「悠里、私にしばらく話しかけないでほしい。」


悠里が目を見開いた。

有紗は、黙って背を向けると一目散に部屋を出て駆け出して行った。

「…バカ」

走りながら出てきた言葉はたった二文字。





もう、何も考えたくないや






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