あなたに恋のお届けものです
悠里は辺りを見回すと言った。
「あっ、もうすぐ消灯だから、真由子さんの部屋まで送ってくよ。」
「わっ、ありがとう!」

「いや、真由子さんを引き留めちゃった俺が悪いから。」

チャンス到来!これで自分の部屋に行ける!
悠里!ありがとう!

…そういえば、悠里って制服じゃないよね。私とか松田君見たいな学生は制服だったのに…。悠里って学生じゃないの?
でも、多分私とあんまり年変わらないよね?

…わからん!

…でも、早く理解したい。私はどこにいるのか。何のためにここに来たのかということを。

「はい。お休み。」
「おやすみ。ありがとう!」

何とか部屋についた私は、今日一日の疲れもあり、すぐに眠ってしまった…。

***

…ピピピピ
目覚ましがなって起きた。6:00。

「ふぁー。」
起き上がると自分の部屋とは違う。あれ?…。

そっか。ここはセレーナ学園の寮か。
私は納得すると、壁にかけてある制服に着替え始めた…。
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