あなたに恋のお届けものです
さあ、このあとどうするか。
昨日は松田君と悠里のおかげで何とかなった。というかこのあと何があるのかな?

考えていると机に紙があるのを見つけた。
何だ?
「7:00より食堂(二階)で朝食、一番奥に座っている野々口有紗とご飯。
8:30からホームルームなので朝食後に荷物を持って2-2へ。
2-2は中学校五階
詳細は後ほど。」

どうやら私に教えてくれてるようだな。
誰が…これを書いたの?

この学園には、私がなぜここにいるのかを知っている人がいる。 
私はその人物を探すために、食堂へ向かった。食堂の一番奥…っとあった!
そこにはツインテールの女の子が座っていた。 
「あっ、有紗!」
「真由子ー。おはよー!」
「おはよー!」

あってたー。よかったー。
私は有紗の隣に座った。

「今日さ、起きたら机にこんなのがあったの。誰だと思う?」
有紗にあの紙を見せた。

有紗に紙を見せたのは、どんな反応かを見たいから。ついでに何か、わかるかも知れないから。

「んー。こんなのみんな知ってるもんね。」

そっか、有紗からしたらこれは当たり前のことだもんね。


「ごめん、わかんないや。」
「大丈夫。そろそろ行く?」

「うん!」


この世界に、初めての親友ができました!有紗。よろしくね!

…っじゃなくてだな。いつになったら元の世界に戻れるの?
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