あなたに恋のお届けものです
「ごめん、ちょっと隣のクラス行ってくる。」
…昼休み。有紗と私でお弁当を食べていた。
「わかった。」

そして、あることが判明したのだ。私は、美術部らしい。

…どうしよう。
実は、私はヤバイほど芸術的センスがない。
特に、私が描いた犬は、周りからドラゴンといわれ…(どんなだよ!)

とりあえず、今日の部活は休もう。私は美術室に向かった。

「…失礼します。」

「藤川さん、どうしたの?」
美術室には顧問の先生らしき人と、絵を描いている先輩の二人がいた。

「あの…今日の部活なんですけど、休んでいいですか?」
「どうして?」

「えっと…会う約束をしてる人がいて…。」

半分あってるから嘘ではないよ。

「わかった。部長にも報告しといてね」
「はい!」

…とは言ったものの、部長はどなたでしょうか?
私が困っていたその時だ。

「あっ藤川さん。僕、聞いてたんで報告はいいですよ。」

もう一人の先輩がたって助けてくれた。
あの人が…部長なのかな?

…ん?






助けてくれた?…部長?…紙。

もしかして…!
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