一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「だから、菜穂を抱きしめて寝たい。
いい?」
「え、あの……きゃっ」
蓮くんは返事を聞く前に、私の腕を引くからバランスを崩して蓮くんの元に倒れこんでしまう。
だから慌てて謝ろうとしたけれど、その前に抱きしめられた。
「本当に一日目から幸せいっぱいだったよ、ありがとう」
蓮くんはそう言って、優しく私の頭を撫でる。
ダメだ、今日一日でこうされるのが落ち着くっていうか…このままでいたいなって思うようになってしまった。
「私も、最初は緊張してたけど…蓮くんのおかげで楽しかった。ありがとう」
最初は緊張していたのに、今は落ち着くだなんて本当に不思議。
今だって安心感で、さらに眠たくなってしまった。