一途で甘いキミの溺愛が止まらない。




「もー、気になるじゃない。
絶対言ってよね?


そんな風に前髪切って可愛く見せるようにしたのも理由があるんだよね?」



可愛く見せるって……そんなつもりはない。



「前髪は、その…理由はあるけど、可愛く見せようとしたわけじゃ…」



「わかってるよ。
でも本当に可愛いからね!?自覚してよ?ほんと」



最終的には呆れられてしまうけど、千秋ちゃんは私が理由を話さなくても何も問い詰めることはしなかった。



こんなにも優しい友達を持てて幸せだなと思い、いつか千秋ちゃんにちゃんと話したいと思った。



だけど意外と早く、千秋ちゃんにはバレることになる。




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