一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「どう考えても桃原さんのことしかないよね。
天使だよもう」
「……わ、私が…?」
天使って私のことを言ってたの?
そんなこと思いもしなかったから、返答に戸惑ってしまう。
「上条くん、おかしいよ…?
私が天使だなんて」
「天使だよ本当に。
可愛いね、本当に可愛い。
ずっとこうなる日を待ってたんだよ俺」
抱きしめ方は優しいから抵抗しようとか、嫌とすら思わなくて。
身を任せるけど、さっきから上条くんが変だ。
なんか…いつもと違う。
どうしたんだろう。