小さな幸せ
「おはよ」



前からそっけない挨拶



さっきの視線の張本人


声掛けてこなくてもいいのになぁ




「おはよ」


素のあたし


「随分と仲がいいんだな」


冷たい声


冷たい目つき




もう慣れたけどね…





「うん。ごめん」


「やだって言ったら?」





黙り込むあたし


その沈黙に、そいつが噴き出した


「ぷっ…別にいいよ」



そう言って前を向いて本を読み始める





…そいつの名前は
水崎ケイ。
人との関わりを苦手とする
クールな男子




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