売られた猫。


その人は、私とお客様を見て固まった。


??今更何を驚いてるんだろう??


そうすると、お客様の胸倉を掴んで名刺を抜き取った。


「へえ、おっさん文部省なんだー。


俺、馬鹿だけど、知ってるよ?


文部省って、教育関係のことやるところだよね。


そんな人がこんなところでこんなことやってんだー。」


するとおじさんは、カバンと脱いだ下着を持って、急いで部屋から出て行った。


あ、お金。


「大丈夫、君?」


男が話しかけてくる。


『お客様減っちゃうけど大丈夫なんですか?


あの方、私の常連さんなんですけど。』


「は?」


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