センセイが好き―恋人は中学教師―

揺らぎ



「そーいやさぁ、昨日蒼介家庭訪問だったんだろ?
どうだった?担任」


郁人の言葉に、一瞬忘れかけていた冬馬の顔を思い出した。


「あ…うん。何か変な奴だった」

「紗羽に変人扱いされるってことは相当だな」

「失礼な!」








ねぇ、郁人?


さっきの告白で

あたしたちの関係は変わらないと思っていたのは



あたしだけだったの?






ねぇ…郁人……。


















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