センセイが好き―恋人は中学教師―

放課後、あたしは郁人と篤、亜弓と一緒にいた。


「へぇー、じゃあ郁人別れちゃったんだ」

「うん。結構しつこくて苦労したけどね」

「目に見えてたことじゃねぇか」


あたしを除いた二人は郁人が彼女と別れた話しを聞いていた。


あたしはというと、一人話しに加わわらず

ぼーっとしていた。



「ねっ、紗羽？」

「……あっ？何が？」



亜弓に肩を叩かれ、我に帰ると、話しはだいぶ盛り上がっていた。




「もぉ！！紗羽聞いてなかったのぉ？」

「あ…はは……ゴメン！何の話しだっけ？」

「あのねぇ…」










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