センセイが好き―恋人は中学教師―
変貌
空は何で――こんなにも綺麗なんだろう?
この世界のどこかで、戦争があっても、生命が消えても
空は美しくあり続けるんだ。
「…あー、ウザイ」
とにかく
いろいろと、ウザイ。
「イライラしてんね?どした?」
郁人はタバコを吹かしながらあたしを見た。
「うっざいコト…思い出した」
「……あー」
郁人は例の彼氏を知っていた。
あたしから、浮気の話を聞いて以来、毛嫌いしている。
「……紗羽、ちょい」
郁人が、あたしの手を引いた。
あたしは、首を傾げながら郁人に着いていった。
「ちょっと、郁人ー?」
連れてこられたのは、郁人の家。
部屋に入るなり、郁人はあたしを床に倒し
学校指定のシャツを脱ぎ始めた。
「イライラしたときには、エッチでしょ」
郁人の言葉に、あたしは不敵に笑った。
「じゃあ今日はあたしが上ね」