わたしの愛した知らないあなた 〜You don’t know me,but I know you〜
一花は体を離すと榛瑠を見た。変わらず微笑んでいたけれどどこか悲しげに見えた。うん、そうだね、そんな顔して欲しくないものね。
「わかったわ。わがまま言ってごめんなさい」
「なにも、わがままなんて言われてないけどね」
一花はそうしようとも思わずに自然に榛瑠に顔を寄せるとキスをした。それからぎゅっと抱きしめた。
「他にお嬢様、言いたいことは?」
榛瑠が抱きしめながら耳元で囁やく。
「……大好き」
「うん」
「あなたが思ってるよりずっとよ」
「うん。貴方がそばにいることを当たり前だと思ったことはないよ。ありがとう」
その声は優しくて、陽の光のようにキラキラと一花の胸に落ちた。
この人のために何かしたいという思いがわきあがる。
「あ、そうだ。私がプレゼントする。あなたに。ねえ、何がいい?なんでも言って」
一花は腕を解くとワクワクしながら榛瑠を見た。
「なに、急に」
「急にそうしたくなったの。ねえ、何か欲しいものとかない?なんでもいいよ」
「といってもなあ……」
榛瑠は苦笑する。本当に物欲薄いんだから。
「わかったわ。わがまま言ってごめんなさい」
「なにも、わがままなんて言われてないけどね」
一花はそうしようとも思わずに自然に榛瑠に顔を寄せるとキスをした。それからぎゅっと抱きしめた。
「他にお嬢様、言いたいことは?」
榛瑠が抱きしめながら耳元で囁やく。
「……大好き」
「うん」
「あなたが思ってるよりずっとよ」
「うん。貴方がそばにいることを当たり前だと思ったことはないよ。ありがとう」
その声は優しくて、陽の光のようにキラキラと一花の胸に落ちた。
この人のために何かしたいという思いがわきあがる。
「あ、そうだ。私がプレゼントする。あなたに。ねえ、何がいい?なんでも言って」
一花は腕を解くとワクワクしながら榛瑠を見た。
「なに、急に」
「急にそうしたくなったの。ねえ、何か欲しいものとかない?なんでもいいよ」
「といってもなあ……」
榛瑠は苦笑する。本当に物欲薄いんだから。