好き。好き。大好き

翌日、学校を仮病まで使って休んで
おばさんとおじさんと一緒に
県外までやってきた

「おじさん。ごめんなさい。急にあんなこと言っちゃって」

「いや。いいんだよ。しかし、
心菜の方が先に1人立ちするとはな」

1人立ち・・・か

「いつでも帰ってきなさい。
心菜の実家は、いつでもあそこにある」

「うん。ありがとう」

部屋に入って広々としていることに驚いた
狭くてもいいって言ったのに・・・

「心菜?家具を見に行きましょ?」

「うん」

家具屋さんである程度の家具をそろえて
今日中にできる家具を
取り揃えた

マンションに帰れば、夕方で
業者さんも来てくれていた。

「さすが、仕事が早いね」

「あぁ」

取付工事が終わって、業者さんも帰った後
おじさんたちも帰っていった

あの家の中で、心愛に居場所は言わなかったものの
学校も、家も出たことをきっとおじさんたちは告げるだろう

でも、それはあたしと祐介の関係も終わることになる

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