好き。好き。大好き

ベッドを壁際にしてもらって正解だった

どうせ寝られないんだから
壁に寄りかかっていたい

”心菜”

目を閉じれば
祐介の心配そうな顔や嬉しそうな顔が浮かんでくる

「もう、忘れなきゃね・・・」


翌日、眠れないまま朝を迎えてしまった

総長でも朝の陽ざしは温かくて
この暖かさで嫌なこと全部とかしてほしいくらい

「祐介、心配してるかな?」

してないよね。あんなにきれいな人がいるんだもん

カーテンでも見に行こう。
テーブルとかも全て昨日のうちに届いている。
食器も、いつおじさんたちが来てもいいようには
取り揃えてある。

「白いカーテンあるかなあ」


マンションを出て、昨日と同じ家具屋さんに
来ているあたし。もちろん要件は、カーテンだ

「白いのは、なさそう。」

結局買ったのは、ピンクの可愛い柄の奴にした。

それとお揃いで、シーツとかも買って帰ってきた。

何も食べる気も起きない。
寝る気もしない

あたしの体なのに、
あたしの体じゃないみたい

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