好き。好き。大好き
祐介が後ろにいる安心感と
今まで寝られていなかったせいか
「心菜!?」
祐介の焦った顔を最後に意識を失った
だから気づかなかったの
”心菜の照れた顔も笑ってる顔も泣いてる顔も、寝顔も全部
俺だけが知ってればいい。”
そう言っていることに気づかなかった
気づいたら、朝になってて
祐介も帰ったのだろうと思っていた
思ってたんだ。
なのに
「居てくれたの・・・?」
あたしの手を握って寝ている祐介。
布団もかけないで、あたしの手を握ってくれている。
そっと話した瞬間、腕が伸びてきて
「どこに行くの」
「リビング」
「俺も行く」
別にいいのに
「起こしに来るから、寝てていいよ」
「ダメ。見てないとお前、逃げるじゃん」
うぅっ
「俺から逃げられると思うな。国内だろうと国外だろうと
お前を探し出せるのは、俺だけで十分」
ちゅっとキスをしてきた祐介
2度と逃げ出させない。そう言って
返したはずのネックレスもつけられていた_____