好き。好き。大好き
きた

ガチャ

「お邪魔します」

「いらっしゃい」

「相変わらず広い家だね」

「うん」

無駄に広いこの家は
結婚して、竜也がしっかりと働いてくれているから
バスケでやっていくのをやめたのは、優翔を妊娠した時だ

プロのままでもいいと言ったあたしに
いつまでもプロのままではいられないからと
今じゃ、スポーツジムの経営者だ

「あちゃ、いっしゃい」

優翔が声をかけた途端に祐介君の後ろに隠れた子が
秋菜ちゃんだ

「秋。こんにちわをしな」

「こ・・・にちわ」

「女の子もいいなぁ」

は!?
優翔だけでも大変なのに!?

「あはは」

心菜?
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