好き。好き。大好き
翌日
「ん・・・」
え?なんで?
祐・・祐介がいるの!?
「逃げんな」
「逃げんなって、なんで祐介がいるの?」
「なんでって、お前が”お母さんの所に行く”って宣言して家出したんだろうが」
あっ
「で?なんで黙ってたわけ?」
「え?」
「子供ができたこと」
「だって、今はまだ早いってそう言ったじゃん」
「言った。言ったけどな?それは俺の理想。
だけど、出来てたなら、俺に1番に言えよ。
ただでさえ、お前ため込みやすいし。
何かあったら、すぐに俺に言え」
/////
「やっぱ連れて行きたい。
けど、やっぱ心配だから、ここに残って」
「・・・っ」
「子供が生まれたら、迎えに来るから」
「え?」
「馬鹿。向こうだったら誰もいねぇから余計なんだよ。
他の誰ででもねぇ、心菜だから」
「うん」