好き。好き。大好き

「心菜、次いつ?」

「何が?」

「病院」

「今日」

「マジかよ。今日練習あったっけ?」

「あるでしょ」

「無理。心菜1人で行かせたくない」

何言って・・・

「練習、さぼるかな」

「だめ。この子、悲しむよ?」

「んー。だけどなぁ」

ずっと、あたしの方を見ている祐介

「何?」

「早く終わらせてくるから、待ってて」

「うん」

「それと、重いものも持たないで。
後は、走るなよ?」

「うっ」

「返事」

「はーい」

「ったく」

それでも、本当に早く練習に行って
早く帰ってきた祐介

< 83 / 109 >

この作品をシェア

pagetop