恋愛相手はアスリート。。。


絶対内緒にしてくれると
約束してくれた。


園長先生もはるくんと親族だと
言うことは周りには言わないでと
交換条件を交わした。


「ブルーメッツの木山選手です」


「え!!!いいじゃない!」


「そーですね もったいないくらいです」


「あら?でも 昨日だったかしら?
アナウンサーとの熱愛がどーのって」


「そーなんですよぉ
本人は一緒に居たのは
認めたんですけど
もちろん2人きりじゃなくてですね
情報ばかり先走るので
色々勝手に書かれちゃってるみたいです」


「そーなの
あなたも大変ね
普通の人と恋愛すればいいものを」


たしかに。。。


「今日もこれから
会う予定があるんです」


「そうなの?
あら ごめんなさいね
はるも寝てるから駅まで送るわね」


駅で降りるとすぐに
勇さんに連絡をした。


「遅くなっちゃった!
ごめんなさい」


「いいよ いいけど
こっちに来てくれない?
風呂上がりにプシュッて・・・」


待ちくたびれて
お風呂から上がった瞬間
ビールを一口飲んじゃったらしい。


「もぉー!わかったぁ!」


待たせた私が悪いんだからと
勇さんちに向かった。


いつもなら地下から入るのだけど
車じゃないので
初めて地上から。


入口の植木の陰に
男2人の姿が見えた。


勇さんがスクープされたから
浅岡アナが来るかと張ってるのか?


まぁ。。。私が勇さんと?
なんて思ってもないわね
相手は浅岡アナが来るのを
待ってるわけだし。


でも そう思ってても
合鍵でロック解除する手が震える。


「ちょっといいですか?」
声をかけられた。






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