恋愛相手はアスリート。。。


裏に戻った私は真由子に
「最悪だ最悪だ」と少しだけ説明。


「何やってんの あはは ドジだね」
と笑う。


「まったく」


「でもさ!その有名な選手から
直接電話がかかってくるってことでしょ?
それはすごくない?
いいなぁ 羨ましい」


「掛かってくることないと思うよ
あたしたちにしては機種代って
高価だけどあの人たちにとっては
そんなの端金じゃない?
あたしが弁償しますっ!って
あまりにもしつこいから
収まりつかないから
携帯番号聞いて
とりあえず終わらせたぽい感じよ」


「そーかな?
まぁ もし連絡あったら
教えてねぇ」


「うん
ないと思うけど」


あるわけないし。。。


「あっ!それと
二度あることは三度あるって言うじゃん
気をつけてね」


二度あることは三度あるーーー
そーとも言うよね。。。


「もぉ!!!縁起でもないこと
言わないでよね」
といいつつも 気を引き締めないと
やばい
真由子の言う通りだ 気をつけよう。


あの席に行くのが苦になりそうだな。。。


「何かお飲み物でも
お持ちしましょうか?」


グラスが空になっていたら
声をかけるのが私たちの仕事の一部。


「まだいいよ
美結ちゃん」


いきなり トレーナーだと言う桜井さんに
名前を言われびっくりの私。


「え?なぜあたしの名前?」


「それ」と指を刺されたのは
私の胸元 そう 名札。


「あっ・・・ですよねあはは」


「美結ちゃんって天然?」


「結構そう言われます
自分ではそうでないと思ってますけど」


「いい味出してるわ」


「そーですかぁ
それって褒められてるのか
貶されてるのか。。。」
と笑みを浮かべた。


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