恋愛相手はアスリート。。。
2時間のパーティはあっ!と言う間に
時間が経ち 間も無く終了。
「お飲み物何にしましょう?」
「ここはもういいよ
なぁ?みんな」
「うん もう十分」
「ごちそうさま」
「承知いたしました
では 何かございましたら
お声をかけてください」
一礼をしてその席を去ろうとした時
木山さんからコースターを
手渡された。
「何です?」
「それ!オレのサインだから
プレミアつくと思うよ
何かの縁ってことであげるよ」
サインもらったりしたら→即クビ
いいのかな?
「じゃあ オレも」
岩崎さんたちも木山さんの真似をして
私はコースター3枚頂いたのだ。
ポッケに入れてれば
バレないか。。。
それに私がください!と
言ったわけじゃないしと
そっとポッケに収めたのだった。
皆様をお送りして
後片付けも私たちの仕事。
片付けながらの会話はもちろん
今日のゲストの話。
あの人テレビで見るより
イケメンだったとか
テレビの方が可愛いとか
自分の席は最悪な人たちだったとか
みんなそれぞれ。
私は?
普通だった・・・しか言えない。
だって 相手と衝突しただとか
携帯壊しただとか
そんなことが知れたら大変だ。
今 バイトを失ったら
私は困ってしまうから。。。
「二度あることは三度ある
その後は大丈夫だったの?」
「うん 何とか・・・
気を引き締めて頑張った
頑張ったからかな?
サイン貰っちゃった
プレミア付くかもよって」
「いいなぁ」
「でも野球選手だし
わかんないし」
「だよねぇ あれが
超人気歌手とかアイドルなら
家宝にしちゃうよねぇ」
真由子とはそう話して笑っていた。