恋愛相手はアスリート。。。


「だから頼む!
もう一度オレとやり直そう!
美結が居ないとパワーが出ないんだ
付き合ってまだ浅いけど
この先美結を超えるような人は
現れないと思ってる
だから頼むよ
木山美結になってくれ」


「すごい!
いいの見せてもらったわ」
「もちろん返事はオッケーでしょ」
外野が拍手する。


「え・・・」
どう返事していいのかわからない
素直になっていいの?
考えていると
「まさか断わる気じゃない?」
「嘘でしょう?もったいない」
とざわつく。


「美結の願いを
1つでも多く叶えるように頑張る!」


「こんな公開で大丈夫なの?」
そこが気になる。


「あっ!みんなにお願いがあるんだど
ここでいま見たことをあまり
言いふらさないでくれる?
ちゃんと自分でマスコミの前で
説明したいから!
人の口って少しズレると
変な話になるからね」


その件は園長先生も
「内緒にしましょうね
いいもの見せてもらったんだから」
と言ってくれた。


「言わない言わない」
「言わないから早く返事したら?」
と本当に一番うるさい外野たち。


「え。。。本当にあたしでいいの?」


「お前しかいない
だから結婚しよう」


本日2度目のプロポーズに
「うん」と答えた。


パチパチと外野は拍手。


返事を聞いた勇さんは
「よかった!
これ合鍵 試合終わったら
速攻で帰るから待ってて」
と急いでいる様子。


「あ・・・練習時間とか大丈夫?」


「大丈夫じゃない!罰金もの!
今日のスタメン落ち覚悟で
抜けてきた
今から練習に参加するわ
お騒がせしました
あっ!子供たちと約束してた!
また遊びに来るから今日は
勘弁してくれる?」

そんな笑顔で言われると
子供たちも
「いいよー試合勝ってね!」
と言っていた。




< 144 / 176 >

この作品をシェア

pagetop