恋愛相手はアスリート。。。


バイトを終えアパートへ帰ったのは
23時。


お風呂に入ったり
課題提出の確認をしたりで
すぐに日付が変わってしまう。


やっと携帯を手にしたのは
1時手前のこと
マナーモードにしてた携帯に
着信が数件入っていた。


一件は母 いつも生きてるか確認
ラインの返信をしなかったら
最終的には電話攻撃。


色々迷惑をかけているから
心配なんだよね
それはわかるんだけど・・・
もう遅いからラインで
ーーーバイト終わってバタバタしてた
ちゃんと家へ帰ってます
今日はあっ!昨日になるか
バイトで有名人にたくさん会ったよ
また話すねーーー
と伝えた。


あとは学校の友達のさくら
これはいいか 別に。。。


うん?知らない番号から2件?
誰?知らない番号はロクなことがない
これは無視無視。


インスタやツイッターの確認をして
やっと眠りについたのだった。


翌朝のこと
昼からバイトが入っている私は
目覚ましを10時にセットしていた。


なのに突然の電話で目が覚めた。


また知らない番号
昨夜と同じ番号。


ワン切りじゃないから出ても大丈夫かな?
と思いつつも ずっと鳴り続けるので
勇気を持って出ることにした。


「もしもし」


疑いの気持ちもあり
声のトーンはいつも以上に低い。


「もしもし 美結ちゃん?」


いきなり下の名前で呼ばれた。


「はい・・・そうですが
えっとぉ どちら様?」


「どちら様?それはないよねぇ」


わっ。。。厄介な相手だったかも
そう思った私はすぐに電話を切った。


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