恋愛相手はアスリート。。。


郵送は宛名は甥っ子の名前
贈り主もお兄さんの名前
ここで贈り主の名前を
木山勇吾って書くと
騒ぎになるからだろう
その辺りはちゃんと考えてるようだ。


だから全く気づかれない
定員さんもまさか???と思うよね。


買うもの決まったし
私の役目は終わり。


おしゃれしてきたのに
所要時間30分以内
もうお別れか。。。


思い切ってご飯を
誘ってみることにした。


「あのっ!ご・
あっ・・・えっと」


「うん?何?」


「いえ・・・」


勇気ない
この歳でモジモジするなんて
私らしくない。


誘えずにいると
「美結ちゃん
何か欲しいものとかない?」
と尋ねられた。


「あたしですかぁ?
うーん」


「い・妹にね
いつも迷惑かけるから
クリスマスプレゼントでもって・・・
これもまた浮かばなくてさ
妹と年が同じくらいだから
どんなものが
欲しいかな?と思ってね」


妹さんにね。。。
一瞬期待した私
だよね 私にじゃないよね。


「妹さんの好みがわかんないから
どーかな?」


「美結ちゃんの欲しいものでいいよ」


「あたし?うーんあたしだったら
今欲しいものでしょ?
うーんお財布かな?」


「財布?」


「はい 今使ってるのが
結構ボロボロなので」


「そっかぁ
うーんあいつは財布
最近買ったって言ってたしなぁ」


「あっ!それなら
現金なんてどーですか?
これで好きなものを買え!って
ポーンって渡すとかぁ」


「お金?」


「あっ。。。すみません
夢のないこと言って」


「いや、そんなことないけど
それもいいかな?って思ってきた」


結局妹さんにはお金をあげることに
したようだ。


< 39 / 176 >

この作品をシェア

pagetop